ココロ元気♪　催眠療法

パーソナルスペース

今回の内容は心理テクニック『パーソナルスペース』について書いていきます。

あなたはパーソナルスペースという言葉を知っていますか？
パーソナルスペースとは、誰もが持っている「個人の空間（無意識の縄張り）」のことです。
例えば他人が自分に近づいてきて不快に感じたり、満員電車で周りの人がすごく近くてイライラしたりするのは、自分のパーソナルスペースが侵されているからなのです。
人は動物と同様、縄張りを持っているのです。
この縄張りを侵害されると、落ち着かなかったり、イライラしたり、不安になったりするのです。
このパーソナルスペースの大きさは個人差があり、一般的には前後に広くそして左右には狭く、自分を中心に楕円形に広がっているのです。
つまり、前や後ろからは出来る限り近寄らない方が相手にとっては心地が良いということです。
しかし、心を許した親密な関係にある人（例えば家族や恋人）であれば、このパーソナルスペースを侵害されても不快感を感じないのです。
心理テクニックとありますが、このパーソナルスペースを理解し、うまく活用することで入り込んで欲しくなければその部分を相手の無意識に主張したり、相手との心理的な距離を縮めたりすることができるテクニックなのです。

これはテレビで見たのですが、テーブルマジックでトランプのマジックをする時、マジシャンはお客様に勝手にトランプを触られないようにあることをすると言っていました。
それは使わないトランプの空箱をお客様に入ってきて欲しくない所におき、境界を作るということでした。
また逆に心理的に近づくために相手との距離を縮めるテクニックとして「目が悪いフリをして、相手にかなり接近していく」というものでした。
これは男性であれば特に理解してもらえるのでしょうが、この密接した距離に来られると相手をかなり意識してしまうはずです。
私はよく「異性を落とすテクニックは？」と質問されるのですが、私はよく冗談を交えながら「相手に自然に触れる回数又は時間を多くすること。」と言います。
これはそのパーソナルスペースを上手く利用したテクニックなのです。
しかし、ただ単に相手に触れているだけでしたら、相手に不快感を与えてしまうケースになり、セクハラと言われてしまうので注意が必要です。
そうならないためにも、まず心のスペースも同時に縮めていかなければなりません。
相手に不快感を抱かれないように心のスペースを縮めていき、少しずつパーソナルスペースも同時に縮めていくこと。
これができれば、相手との新密度はかなりあがっていくはずです。
パーソナルスペースを一度意識してみてくださいね。

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