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2019年11月29日

アンカー

今回の内容はアンカーについて書いていきます。
ちょっと今回は他人に対しての心遣いというよりは自分自身に対しての心遣いの内容になります。

心理学で使われるアンカーとは、五感を通して体験(特定の刺激)をすることにより、そのときの感情を無意識に思い出すということです。
この特定の刺激こそが『アンカー』と言われるのです。
そう日本語に訳すると船が停泊するときに船が動かないように錘をするその錨のことです。

逆に言えば、意図的に特定の刺激を受けることにより、自然とそのときに体験した感情を思い出すことができるということになります。
例えば落ち込んでいるときなど元気になろうとするのであれば、その時に受けた刺激と同じことをもう一度受けるのです。
そうすれば自然とその時の情景が思い出され、自分を元気付けたり、癒したりしてくれるのです。

私であれば、この時期はそのアンカーがホタルなのです。
ある出来事があるまではそんなにホタルに対して思い入れはありませんでした。
しかし、私にとって大切なある経験をすることにより、そこから毎年に様にホタルを見に行くようになりました。
人からは「何でそこまでホタルを探しに行くの?」と言われますが、ホタルは1年に約1ヶ月ほどしか見られません。
その期間限定で1年に数回しかないチャンスを得ることでその大切な思い出に浸り、また1年の活力を得ているのです。

他にも最近あったことですが、高校生の頃よく聴いていた音楽をたまたま耳にすることでその時に体験した様々な記憶が鮮明に蘇って懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

きっとあなたもそんなアンカーがいくつかあるはずです。
先ほど紹介した音楽は聴覚ですが、他にも五感ですからホタルの様な視覚的な刺激もあれば、触れた感覚、お母さんが作ってくれた料理の味、また大好きな人の匂いの刺激なんてものもあるかもしれません。
そのアンカーはあなたの経験に基づき出来るものですので、あなたしか見つけることはできません。
そのアンカーに気付き、自分で自分を癒すことをしてみてはいかがでしょうか?

また最初に自分自身に対しての内容と書きましたが、実はこのことを応用すれば他人に対して良いアンカーをあなたが作れれば良いコミュニケーションも取ることが可能になります。

その話はまたの機会に・・・。  


Posted by じろー at 09:09Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月27日

自死

今回の内容は自死について書いていきます。

自死とはあまり聞きなれない言葉かもしれません。
今回は自殺と一般的に言われている言葉を私はあえて『自死』(自らの死を決断)という言葉で表現させていただきます。

皆さんは日本で1年間に自死する方は何人ぐらいいるかご存知ですか?
ニュースなどで出ているので聞いたことがある人もいると思います。
日本全国で1年間に約3万人の人が亡くなっているのです。

では交通事故死者数は1年間にどのくらいの人数か聞いたことがありますか?
毎日のようにニュースなどで流れているのでかなりの人数ではないかと感じますが、年間約5千人くらいなのです。

ではもう一つ質問です。
香川県で1年間に自死する方はどのくらいいるか聞いたことがありますか?
香川県では約200人ちょっとの人が自死しています。

もっとデータを調べてみると平成23年の県ごとにひと月ごとの自死者数がありました。
どの月が一番多いのか傾向を調べてみると、5月に一番多い月のところが非常に多いのです。
新年度が始まることで環境の変化があったりするのも影響しているのかもしれません。

ここでもし自死を決断しようとしている人がいるのであればカウンセラーである私からお願いがあります。
もう色々なことをやったという人もいるかもしれません。
もうそんな力が残っていないというかもしれません。
しかしもう一度可能性を広げる努力をして欲しいのです。
「もう自分の力ではどうしようもない」と言うのであれば、そんな時は自分の力だけでなく、どうぞ遠慮せず他人の力をあてにしてください。

もちろん誰もが応援してくれるとは限らないかもしれません。
しかし、あなたの力になってくれる人、そしてあなたを心から応援してくれる人は必ずいます。
それがあなたの大事な家族なのか、恋人なのか、友人なのか、それともネットで知り合った顔も知らない人なのか、まだ相談もしたことがないカウンセラーなのか・・・。

それが誰なのかはわかりませんが、あなたの存在を受け入れ、応援してくれる人は必ずいます。
その力を思う存分借りて、「自分にはできない」と思っていることを「ひょっとしたらできるかもしれない」ということを一つでも増やし、可能性を広げてください。

またこのコラムを読んでいる皆さんにもお願いです。
あなたの大切な方だけでも構いませんので、もっと感心を持って観てください。
そこには、自死を考えなくても、悩みを持っていたり、ストレスを感じていたり、また不安を抱いている方があなたのすぐ側にいるかもしれません。

あなたが悩みを解決したり、特別な何かをすることが大事なのではなく、あなたが心から応援してあげることが大事なのです。
あなたも悩んだとき、味方や仲間がいるだけで心強かったことを経験しているでしょう?そんな難しいことではありませんよね。
自死ということをこのコラムで少しでも意識して頂ければと思い、あえてこの話題をこのコラムで書かせていただきました。  


Posted by じろー at 09:20Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月25日

笑顔

今回の内容は笑顔について書いていきます。

あなたは初対面の人にどういった印象を持ってもらいたいですか?

例えば、
営業で初めての取引先に伺い、あなたの会社又は商品をアピールする担当の人に・・・
これから新入社員として長くお世話になるだろう会社での他の社員の人に・・・
異業種交流会などで自己紹介をする人に・・・
婚活パーティーで初めて会話する人に・・・
他にももっと簡単な出会いであれば、コンビニでレジをしてもらう店員の人に・・・
と外に出ればたくさんの人と出会うことになります。

どんなシチュエーションであっても初対面の人会ったときに、いきなり難しい顔をされるより、笑顔で接してくれたら安心感を持つことができますよね。
笑顔というのは警戒心を解く上でも必須のアイテムというのはあなたもご存知のはずです。
また企業の研修などでは、実際に鏡を手に持ち自分がどんな笑顔になっているのか笑顔の練習に時間をかけることが多々ありますよね。

しかし日頃から笑顔を出せず生活をしているとすぐに笑顔を出そうと思っても顔の筋肉がうまく動かず、引きつった笑いになったりしてしまうことがよくあります。
表情を出そうとすると、顔には二十をも超える筋肉が集まっておりその筋肉を使って微妙な表情を作っているのです。
筋肉というのは日ごろから動かしていなければ、すぐには動かないのです。

それに笑顔というのは作り笑いなのか本当心からに笑っているのかにも微妙ではありますが違いが出てきます。
よく言われるのが、作り笑いは口と目が同時に笑いに変わり、心からの笑いは先に口が笑いその後目に笑うといった感じです。
もっと眼輪筋が目の周りに細かいシワを作り、眉が少し下がります。
こういった微妙な変化をわざわざ見抜こうとする人もいるかもしれませんが、そこまでは考えていたら多分今の自分の笑顔がどうなっているのか気になり、ひきつった笑いになるかもしれません。
ですのであまり意識はせず、「出来る限り笑顔で!」くらいでいいかもしれません。
参考までに作り笑いの特徴としてあるのが、顔の片側だけで笑う傾向や口元が片側だけ笑顔になる傾向があります。
そういった笑顔を見ると「何か企んでいるのか?」と警戒してしまいます。
(時代劇に出てくる悪代官や政治家でよくいますよね(笑))

人により性格が違ったり、また価値観や考え方は人によって違うので「絶対こうしないといけない!」ということをここで書くつもりはありません。
ただあなたがもし、人付き合いでうまくいかず悩んだりしたことが一度でもあるのであれば、少しでもヒントとして捉えることができればと思います。  


Posted by じろー at 09:26Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月22日

パワースポット

先日パワースポットと呼ばれるところに行ってきました!
奈良県にある日本最古神社と称されている大神神社です。
その神社は、神社の重要な本殿を持たず、拝殿から背後にある三輪山自体を神体として仰ぎ見る古神道の形態を残しています。

ご神体に登らせて頂くという事から決まりごとがあります。
まず入山手続きをし、首からかける「たすき」を一人一つ渡され、着けていきます。
(本当は白装束で入らせて頂くらしいのですが、その代わりだそうです。)
そして飲食禁止(水分補給程度は可)、ご神体の一部ということで石なども持ち帰ることは禁止、そして写真撮影も禁止だそうです。

手続きの後は入山となるのですが、本当に険しい道が続くのです。中には昇り降りで人が交差することが難しい所もいくつもあります。
休日に行ったこともあり、人と交差することが結構あるのですが、気が付いたらちょっと広めの所で待っていてくれたりします。

そんなときに自然と「すみません。」とか「ありがとうございます。」という言葉皆さん出てきますし、また自分からも出ます。
また人とすれ違う時には「こんにちは。」と挨拶をします。

これはご存知の方も多いと思いますが、気持ちが良いから挨拶が自然とでることだけではなく、挨拶をすることで自分の存在を他人に記憶させる目的があるのです。
もし遭難したときに、挨拶をしていれば「○○ぐらいに××ですれ違った」という目撃を辿ることで、遭難場所を特定しやすくしているのです。
実際、かなり急な山道ですのでぬかるんだ所もあり滑って怪我をされ救助を要請することもあるのでしょう。

大人でしかも男性でさえも登りはかなりきつく、しかも降りは急で怖いのです。
参拝される方は、子どもから年配の方まで様々な年齢層です。

そんなちょっとした助け合う気持ちや相手を思いやる気持ちに自然とさせて頂けるのもやはり神様の力でしょうか?
そういった気持ちを「その場所だから」ということだけではなく、「日ごろから心に留めておくことが大切なことだな」と感じました。
それがパワーを頂いたということかもしれませんね!
ちょっと遠いですが、興味がある方は一度行くことをお勧めします。  


Posted by じろー at 09:12Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月20日

欲求を満たす

イライラしていませんか?

といきなりな質問ですが、イライラしてしまうことで自分のコントロールを失い、自らを傷つけたり、また周囲の人を傷つけたりといった行動や言動をしてしまいがちです。
こんなことを書いている私も経験があります。

自分の中で「こうしたい」や「あれが欲しい」といった欲求が持続され、現実になかなかうまく実現に結びつかないとき、欲求が満たされていない状態になります。
その欲求を満たすことができず、自らに苛立ちを感じ、その苛立ちから自己嫌悪に陥ったり、また他人を落とすことで自分を成り立たすといった自己防衛的な部分が露呈してしまいがちになるのです。
自分のコントロールをしっかりと保つことが出来ている人は、わざわざ自分を傷つけることを選択しませんし、また自分の状態に満足がいっていれば他人を落とす必要はありません。

仕事をしていると、どうでもいい事までに文句をつけたり、また陰口を言って他人を落とすことを考えたりと・・・。
そんなネガティブ人間に遭遇してしまうことが必ずあります。
実際にそういった人の対処方法で悩んでいる方も多いかもしれません。
私も経験があります。
そんな時はつい、「欲求不満なんですね。」と言いたくなるのですが(笑)、更に攻撃的になるでしょうから、その人の欲求が満たされるまで我慢です。

我慢できる範囲だったらそれで良いのですが、我慢できない場合はまずできることは何かを考えないといけません。
まず考えられることは、「他人を変える」、「環境を変える」、「自分を変える」です。
その選択が良いのかはわかりません。ただ一つ言えることは「他人を変える」ことは一番労力を使いながら現実的に難しいということです。

一人一人が欲求をどこまで持つかという問題もあるのでしょうが、欲求を持つことは自分を理解することでとても大切なことです。
欲求がわかって初めて自分の人生がどうしたいかとわかるからです。
その欲求を知らなければ、自分の人生を歩めなくなるからです。
しかしその欲求を持つことにより、自分のコントロールを失い自分らしく生きることができない状態になってしまっては本末転倒です。

現在イライラ状態が溜まっている人は、何の欲求が満足していないのかを知り、その欲求に対し、「今何ができて何ができないのか?」、「他に変わりは利かないのか?」、「綺麗さっぱり諦める」といったことを考える必要があるのではないでしょうか?

もう一度

その欲求は誰が作ったのでしょうか?
その欲求は誰が持ち続けているのでしょうか?
その欲求を選んでいる人は誰なのでしょうか?

を意識しその欲求を満たすことで自分の人生をうまくコントロールしてくださいね。
またうまくコンロールできない人はお気軽にご相談ください。  


Posted by じろー at 09:51Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月18日

オーバーアクション

皆さんも一度は耳が聞こえない(聞こえにくい)人と話をしたことがあると思います。

そんな時どうやってコミュニケーションを取るか考えたとき、手話や筆談が頭に浮かぶと思います。

しかし実際は手話ができるわけではないし、筆談をしようにも書くものがなかったり、また筆談って普通に話をするよりも手間がかかることがあります。
これは人から聞いた話ですが、耳が聞こえない(聞こえにくい)人はある程度は口の動きを見れば理解できるとのことです。
そのような場合は口を大きく開けて、ゆっくりと話をすることが大切だそうです。
これはアクションを大きくすることで相手に自分のことを伝えることになります。
そう考えるとオーバーアクションというのはコミュニケーションにはとても重要な要素として存在しているのではないでしょうか。

テレビを見ていると普通に見逃していますが、意識してみるとわかりやすいぐらいリアクションが大きいのがわかります。
(特に芸人さんなど)
「どうしてそこまでオーバーアクションなのか?」と感じてしまうぐらいです。
実際素人で普段面白いと言われている人でも、テレビで見ると案外そうでもなく映ることがあります。
それだけ、オーバーアクションでなければ目立たないということです。
私もテレビに出演したとき「さすが芸能人だな~」とすごく感心したのを覚えています。

普段の生活で、テレビの中で見るようなオーバーアクションまでは必要ないかもしれませんが、話を聞いているとき無反応で聞かれるより、話し手のテンションに合わせて話を聞いた方が、話をしている人も気分よく話ができます。
相手からすると、自分の話が楽しいのかつまらないのかを相手の状況を確認しながら話をしているのです。
もしできるなら試しに相手の話を聞くときに、全く無反応で聞くことをチャレンジしてみてください。
きっと相手は話が続かなく、困惑するでしょうから(笑)
ここでは相手に嫌な思いをさせる必要はなく、逆にどうすると「相手と良い関係を作ることができるのか?」ということが目的ですのでもちろんそんなことをしなくてかまいません。

オーバーアクションをどうコミュニケーションに繋げていくかですが、オーバーアクションは声の大きさや体の動き、そして表情も含まれます。つまり表情も豊かに話を聞くことです。
表情もちょっと大げさに表現するぐらいのほうが相手に伝わるのです。
そう考えると、普段から顔の筋肉を使っていないと筋肉はすぐには動かないのです。
やっぱりこういったことは一瞬だけするのではなく、常日頃から意識していなければ簡単にはできないということです。

普段にいつもではなくてかまいませんが、たまにはいつもの自分よりも5割り増しぐらいでオーバーアクションをしてみてください。
そのためには良い意味で多少馬鹿になることも大切ですよ。  


Posted by じろー at 09:20Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月15日

逃げ道

逃げ道と言うとネガティブな言葉として捉える人もいるかもしれません。

しかし逃げ道はとても大切なことです。
物事がうまくいかないとき、自分の思い通り進んでいないときなど必ず誰にでも生じる問題です。
そういったときにその問題にどう向き合っていくかが大切になるのですが、問題に真正面からぶつかっていく方法もあれば、問題をずらして解決に向かう方法もあります。
こういった選択肢を考える方が多いかもしれませんが、他にもその問題から避ける、つまり逃げるという選択肢もあるのです。
逃げる選択肢にも色々とあります。

考えないように他のことに集中するという方法。
悩みが大きくなってしまうと考えたくないのに夜も眠れないくらいエンドレスで考えてしまう人もいます。
また問題の解決を後回しにしたり、解決を諦めるという方法。
問題自体から自分を遠ざける方法です。
これも問題が残っているとどうしても解決しなければならないと意識してしまう人もいます。
こういうことを考えると避難訓練と同じで日頃から逃げることを意識しておかなければ、咄嗟のときにパニックに陥ったり、戸惑って逃げ遅れてしまったりすることが出てくるのです。
そうなってしまえば、自分を傷つけ自信を失わせてしまうことになります。

また逃げるということは自分をしっかりと認識できていると言うことにも繋がります。
自分をしっかりと認識できている人は自分の力を知っています。
自分の力を知っていれば、無理なことを最初から諦めることができます。
そうすることで無駄にストレスを大きく抱え、悩み過ぎなくても良い結果に繋がるのです。
問題を解決し、自己成長に繋げることができればもちろん理想的なのですが、そううまくいくことばかりだけではないのです。
そう考えると自己防衛として、逃げるという選択肢も必要になってくることはわかります。

ここまでは自分に対してのことを書いていますが、実は他人にも逃げ道を作ることも大切なことがあります。

意見が対立した場合など、どうしても自分を優位に立てるように理論武装をして相手に攻撃をすることがあります。

相手に逃げ道を作らず、自分のことだけを考え攻撃し優位に立つことができたとしても、その瞬間だけは気持ちが良い状態になれるのかもしれません。
しかし、同じようなことが起き立場が逆転し自分が劣勢になった場合、逆に逃げ道を与えてくれず嫌な思いをするのはあなたかもしれません。
こういったことを延々と繰り返すより、相手のことを思い逃げ道を作っておけばコミュニケーションも円滑になっていくのです。

あなたがもし相手と対立したとき、どういった選択肢を与えているのかもう一度意識してみてはいかがでしょうか?  


Posted by じろー at 09:10Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月13日

遊園地

先日遊園地に遊びに行ったときの話しです。

私は絶叫系も問題なく乗れるタイプなのですが、ちょっと激しそうなジェットコースターに乗り込んだときでした。

私は前の方に座っていたのですが、すぐ後ろの席の男性が怒っていました。
何を怒っていたのかと言えば、ジェットコースターに乗るときに「必要のない荷物は乗る反対側の棚に入れてください。」ということはよくある話ですよね。
しかし怒っていたのは、「ポケットの中身も全部出してください。」との言葉に対してでした。

係員の意図は前向いて座っていたので詳しくはわかりませんでしたが、その男性の言い分は「ポケットの中にある財布をそんな鍵もないような普通の棚に安全に預けられるのか?」ということでした。
確かにお客さんは降りるときにしかそちらには行きませんが、降りたときにごった返して財布を取られる危険性もありますし、スタッフだって「完璧に信用できるか?」と言われたら微妙ですよね。

実際私のズボンのポケットにも財布は入れたままにしていましたしね。
それなのに「絶対財布を棚に入れなければ動かさない。」といった係員の頑な態度に待っている人はうんざりです。

結局のところは、「貴重品を運転操作する窓口に預ける。」ということで一件落着したのですが、考えてみれば最初から鍵の付いた貴重品BOXや信頼おける窓口に預けるなどのルールが存在していてもいいのではないでしょうか?

またそういったルールが無いにしても、マニュアル通りにしなければならないと動いていた係員も、もっと臨機応変に最初から対応していればその男性も怒ることはなかったように思えます。

以前にも書いたことがあるかもしれませんが、マニュアルは誰のために存在しているのかを考えなければなりません。
そのマニュアルに書かれていることは、イレギュラーな出来事までは書いていないはずです。
特にそういった遊園地などは、子どもも多いですしそんな揉める出来事は想定して無くしておくべきことだと私は思います。

そう考えるとディズニーランドはお客さんに対して最新の注意を行っていると思えます。

一例としてお掃除係の人はちりとりを身体の側面に付け身体から離さず、ゴミを掃くときも身体を動かしてゴミをちりとりに入れるそうです。ちりとりを身体から放すことでお客さんにぶつけてしまったり、躓かせてしまうことを避けるそうです。
またアイスクリームが落ちていたとしてもかがんで作業はしないそうです。
これもまたお客さんに躓かせないための工夫だそうです。
そこまでの演出までは求めませんが、楽しく遊べる環境をどうすればいいのかをお客さん目線で考えてもらいたいと思います。  


Posted by じろー at 09:47Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月11日

優しさ

現在リハビリセンターにてセミナーをさせて頂いているのですが、今回はそのときのお話です。

リハビリセンターということもあって参加されている方は障がい者の方なのですが、障がいの程度も人によって様々なのです。
セミナーではメンタルヘルスについてや悩みについて、またコミュニケーションについて座学半分、ロールプレイング半分といった感じで行っています。
座学があるのでどういても机が必要になり、会場はそんな広くないこともあり余分なスペースがほとんどありません。

そんな中でのセミナーなのですが、セミナーが始まり途中で一人会場の外に出ようとしたときのことです。
会場も狭いこともあり、しかも身体に障がいを持つ方ということで
「ちょっと外に出づらいかな?」
と思った瞬間、他の参加者が椅子をどけてあげたり、また遠くにいる人は
「そこの椅子をよけてあげて」
と声をかけたり、また出口に近い人はドアを開けて待ってあげるといった行動をそれぞれが考え行っているのです。

その光景を見た瞬間ありきたりの言葉になってしまうのですが、「優しい!」と感じました。
以前エレベーターに乗ったときにエレベーターの中は込み合った状態で私は一番奥の角にいたとき、ある階でベビーカーを押したお母さんが降りようとしたときのこと、込んでたこともあり、なかなか降りられずようやく出ようとしたときはエレベーターのドアが閉まりかけたのです。
左右の入り口に開閉ボタンが付いたエレベーターだったにも関わらず、誰も「開」のボタンを押さないことにがっかりしたことがあります。
また似たような話ですが、お店で手で開閉する扉でベビーカーを押したお母さんが入ってこようとしたとき、同時にお店から出ようとしていた人は扉を少し抑えてあげればそのお母さんはスムーズにお店に入ることができるのですが、自分だけが出ればスタスタとその場から立ち去るといった光景・・・。

どうでしょうか?

心理学では周りに多くの人がいると
「誰かがしてくれるだろう」
と責任の分散が起きるといわれています。
まさにそのような状況だったのでしょう。

優しさには人それぞれの基準を持っているのでしょうが、まず自分がもしその状況であったならば、「何をして欲しいのか」といったところを気付き、行動することが優しさに繋がるのではないでしょうか?
実際リハビリセンターでは、自分たちで自分の立場だったら「何をしてあげられるのか?」を感じながら様々なことをしているのでしょう。
これは心遣いアンテナの感度を高めていることも同時に行っているのです。

皆さんの心遣いアンテナの感度を高めることはできていますか?  


Posted by じろー at 09:21Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月08日

警察官

これはお盆に長崎県の精霊流しに行ったときの話です。

まずここで香川県の方には精霊流しと言っても馴染みが無いと思いますので説明をしておきます。
精霊流しは長崎県の伝統行事であり、初盆を迎えた故人の家族らが、盆提灯や造花で飾られた精霊船と呼ばれる船に故人の霊を乗せて、流し場と呼ばれる終着点まで運ぶのです。
ただその流し場まで向かう道中に、花火(主に爆竹)をしながら道路を歩いて行くのですが、その爆竹の音がすごいのなんの・・・。
爆竹をするというのは中国の魔除けの文化が入っているのでしょうか?

皆さんは爆竹をしたことがありますか?
私は小学校のころ、爆竹をして爆竹が禁止になった思い出があるのですが・・・。
まぁ小学校の頃の記憶ですから、音がすごかったのは覚えているのですが今改めて見るとちょっとビビリます。

その流し場の手前にある県庁坂が必ず通る道になるのですが、やはりその道は最後に近いということもあり、爆竹の量が半端ないのです。
1箱まるごとの爆竹なんて普通で、爆竹の箱が数百個も入ったダンボールごと火を付けたりするのです。
ここまで来ると隣にいる人の話し声なんか聞こえないぐらいです。

とまぁこんな伝統行事なのですが、道路を精霊船が通るのを歩道で見ていたのですが、警察官が近寄ってきて、
「危ないから下がってください。」
の言葉。
そんな時よく言われますよね。

どうしても見たい気持ちが勝って自然に前に前に出てしまいます。
そして一度前に出ると後ろも人がいっぱいでなかなか下がるのも大変です。
またどうしてもその言うことを聞きたくない気持ちが正直なところ出てきます。

しかしその時の警察官は
「本当に危ないですよ。さっき私の顔にも飛んできましたから。」
という一言が付け加わりました。
この一言で
「確かに危ないよな。さっきから近くで鳴った爆竹の衝撃で石が飛んできたもんな。」
と考え、一歩ですが素直に下がることができました。
またその警察官には爽やかな(私が感じただけかも?)笑顔もありました。

ただ単に上から言われる一言と、相手の立場に立った一言では受け取った気持ちが変わります。
そんなこと皆さんもありませんか?
内容は同じこと言われたとしても素直に言うことを聞ける場合とそうでない場合。
ちょっとした言葉で相手の行動も変わるのです。

本当に些細なことで意識するのは簡単なことではないかもしれません。
しかし相手の立場に立ったことは想像できるのではないでしょうか?
ちょっとした意識で相手も変わるかもしれませんね。  


Posted by じろー at 10:02Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月06日

裏切る

「え!裏切ることが心遣い?」と思ったかもしれません。

そうなんです!
予想を裏切るにも良い裏切り方もあれば、悪い裏切り方もあるのです。
ここで言うのはもちろん良い裏切りの方です。

みんなができることをしてもそれは当たり前にしかならないのです。
確かにその当たり前のことができない人もいますので、それだけでも心遣いになる可能性もあるのですが、心遣いのできる人はその上をいきます。
心遣いのできる人は相手の想像を超える想像力とそれを実行する力があるのです。
想像するだけで実行がなければ相手には伝わるはずがないことはわかりますよね。

これまでに心遣いアンテナということで私が考えられる(また感じられる)ことを文章にしてきました。
どこまでみなんさんの想像力をかきたることができたかはわかりませんが、心遣いの言い方を変えると仕事であればサービスと言えます。
このサービスを調べてみると、「経済用語においては、売買したものが後にモノが残らず、効用や満足などを提供する、形のない財のこと」とあります。
効用や満足が財ということになるのでしょう。

「あまりサービスをやりすぎるとよくない」という話を聞いたことがありますが、私はやりすぎるということはないのではないかと思います。
そこにはやりすぎてしまうことに相手が慣れていないということがあるのではないでしょうか?
大事にされる経験が少ないといざ大事にされると恥ずかしさで対抗があったり、また大事にされることで本心は違うのではないかと疑ってしまう人すらいるようです。

ですので私はみなさんがどんどんと良い意味で期待を裏切り、周りの人を大事にできる環境をどんどん作って欲しいと考えています。
そうなれば、大事にされたと感じる人が増え恥ずかしさや疑うことも減るのではないでしょうか?
心遣いはする側の気持ちも大事ですが、受け取る側の気持ちも大事ということですよね。
どちらかが一方通行になってしまっていては、先ほどサービスのことを書いた効用や満足といった財は生まれません。
財を得るにはまず自分が大事にされたという素直な気持ちを持つことをどうすればいいのか考えるということもまた相手に対する心遣いになります。

心遣いをする人、また受け取る人が交互に変化していきながらお互いの関係を良くしていけるような裏切りをぜひ広げてください。
これからももっと色々な心遣いを意識していくつもりですが、ぜひみなさんもこんな心遣いがあるということを私に教えてください。
今後も心遣いを意識し、披露させていただきますね。  


Posted by じろー at 09:18Comments(0)心遣いアンテナ

2019年11月04日

嫉妬

嫉妬の特徴として、「下に見える人(もの)を見て悦に入る」と「上に見える人(もの)を見て反感を抱く」の2パターンがあるそうです。

どちらのパターンも相手がいて、その相手の状況や状態から自分の反応が決まるといった受動的な部分があります。
つまり嫉妬に苦しんでいるという人は自己の確立ができていないのかもしれません。
確かに人と比較するということは大事な一面でもあります。

例えばあなたは自分の顔を鏡で見たことがありますよね。鏡に映った自分の顔は自分の顔ではありますが、本当の自分の顔ではありません。
鏡を通して見たものになるのです。
姿形であれば視覚的に映すことができるのですが、自分の性格や価値観といった視覚的以外のことは鏡に映すことはできないのです。
そこで自分の性格や価値観を知るために、他の人と比較をするということで改めて自分ということを見つめることができるようになるのです。
集団生活で大事な要素の一つでもありますよね。
人と比較することは自分を知り自己を確立していく上でも大事なことなのですが、嫉妬をすることでそのせっかく大事なことがマイナスになってしまってしまっているのです。

テレビで観た話ですが、ゴルフプレヤーのタイガーウッズ選手をご存知ですよね。
そのタイガーウッズ選手は優勝をかけたプレーオフで相手のパットを外せば優勝だった時、相手がパターを打った瞬間に心の中で「入れ!」と叫んだらしいです。
通常であれば、自分が勝ちたいわけですから「外せ!」と思いますよね。
そこで「外せ!」と考えてしまえば、その瞬間から「自分がマイナスの闘いを始める」つまり自分以外の力で優勝を得ようとしてしまうことになるのです。

これは自分のこと以外のコントロールを捨てる考えになります。
タイガーウッズ選手は自分の力で優勝を掴みたかったんだと思います。
一流のアスリートともなれば、いかに周囲に振り回されず自分を保っていられるかが大事になってくるのでしょう。
タイガーウッズ選手もメンタルトレーニングをしてからそういった考えになったと聞きます。
他にも一流の選手にはそういったメンタルトレーナーが付いているようです。
こういったことは一流のアスリートだけに必要な話ではありません。
もしあなたが今「下に見える人(もの)を見て悦に入る」状態にいるのであれば、あなたは「あの人と比べたら私はまだマシね。」と下を見て自己成長のチャンスを逃してしまっているかもしれません。
もしあなたが今「上に見える人(もの)を見て反感を抱く」状態にいるのであれば、あなたは上に見える人を自分の位置もしくは自分より下の位置に引きずり下ろすことにエネルギーを注ぎ、自己成長のチャンスを逃してしまっているかもしれません。

せっかく他人と比較をするのであれば、嫉妬をプラスに変えることができるよう、自分を見つめ直すチャンスと捉えてみてはいかがでしょうか。  


Posted by じろー at 09:16Comments(0)心遣いアンテナ