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2021年01月11日

リフレーミングⅢ

今回は以前書いていた(2020年7月13日参照)リフレーミングの具体的な方法について書いていきます。
リフレーミングとは心理学用語で、
「ある出来事に対して、違う枠組みや意味を与えることによって、その出来事の見方を変えること」
です。

4つ目は「最悪な状況よりマシ!」です。
これは私自身よく使います。
どんなに悪いことがあっても最悪の状況は避けることができていることがほとんどです。
今起きている事態も「こうなるよりはまだマシか。私はツイてる。」と考えるだけで気持ちが少し楽になれます。
最悪の状況を想像するだけで、現在の自分の立ち位置が恵まれていることに気付くはずです。
「こんな最悪の状況を回避できて良かった」と想像してみましょう。

5つ目は「成長のタネ」です。
どんなに辛い経験もあなた自身にしかできない経験です。
人は想像する力は長けていますが、やはり一番は自分が経験することです。
その経験の問題を乗り越えることができれば自分の力になるのです。
体を鍛えるときに筋トレをしますが負荷がかからなければ筋肉にはなりません。
それと同じで心も負荷がかかり、それを修復していきながら強くなっていくのです。
どんな経験も必ずあなたの成長のタネになっているはずです。
あなたはその出来事からどんなことを学んだのか振り返ってみましょう。

6つ目は「性格リフレーミング」です。
これは以前にこのコラムでも書きましたが、自分が短所だと感じていても、他の人の価値観や考え方からすると長所として捉えることができるのです。
まさに同じ内容でもどう受けとるかによって短所にも長所にもできます。
例えば、「大人しい」といった表現を変えると「おしとやか」「他人と調和がとれる」といった長所に変えることができます。
もし自分でわからなければ、インターネットなどでどんな言い換えができるのか調べるのも一つの方法ですので実践してみましょう。

前回と合わせて代表的な6つの方法を紹介してきました。
これはリフレーミングを自分に対してもできますし、コミュニケーションにおいて相手に対しても行うことができます。
これまで嫌っていたり、苦手意識を持っていたりしていた相手にリフレーミングしてみると違った印象を持つことができるはずです。
自分の中のフィルターが変わればコミュニケーションの質も変わるので試してみてくださいね。
またどの方法もこれまで当たり前にように無意識にスルーしていた価値観や考え方を一度立ち止まって意識しなおすといったことを行います。
それだけでこれまでとは違った世界が見えてきます。
まずは自分で作っている「枠組み」を少しだけでも変化させてみませんか?

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