2019年08月09日

心遣い

もう2年にも渡って心遣いアンテナを書いておりますが、ここでもう一度心遣いを意識しなおしてみようと思います。

心遣いとは辞書で調べると「あれこれと気を配ること。」とあります。
あれこれと気を配って何をしようとするのでしょうか。
それは相手が望んでいることを受け入れ、理解し、行動していくことにあります。

ここで重要になっていることが「相手が望んでいること」がポイントになります。
この相手が望んでいないことを行なってしまえばおせっかいになります。
おせっかいとは「でしゃばって、いらぬ世話をやく人。」のことです。

実際の行動はどちらも相手に対して親切心にて行なう行動です。
しかし、この同じ行動が心遣いになるのか、おせっかいにかわるのかは重要なポイントがひとつあります。

それは誰のために行動しているのか?

です。

つまり相手の心を見るのではなく、自分の心しか見えていない状態。
相手中心ではなく、自分中心の世界になっている状態であればそれは心遣いではなく、おせっかいになるのです。
自分中心の世界になるということは自慰行為にしか過ぎません。
自慰とは、自ら慰めて安心することです。
その行動には色々な意味があるとは思いますが、自らの安心のための行為であれば、それはおせっかいに変わるということを少し意識することが大切なことなのかもしれません。

こういったように心遣いを考えてみると、コミュニケーションの基本である、相手の心を想像するところが基本です。
相手の心の望むことを知り、その後自分が相手に対して「あなたのことを理解し、大切に思っています。」という気持ちを行動に表すことが心遣いではないでしょうか。

最近様々な方が「想像する力がない。」といった嘆きの言葉を良く耳にしますが、私が言いたいのもこの想像する力です。
相手の表情や仕草、そして態度や口調といった相手の発信しているたくさんの情報を基に、「おせっかい」ではなく「心遣い」になるように気づいていきましょう。


タグ :心遣い

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