2019年12月16日

礼儀

礼儀とは辞書で調べると、「人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。
特に、敬意を表す作法。」とあります。
一般的に言えば、言葉遣いや態度で敬意を表すわけですから堅苦しいイメージを持ってしまいます。

ある本で読んだ言葉なのですが、「礼儀とはもっと気楽でやさしいもの、つまり相手を思いやる」ということを書いていました。
相手に合わせていないといけないというのではなく、「相手の気持ちも考えてあげよう」というプラスの感情が大事ともその本に書いていました。

確かにそう考えると、尊敬語や謙譲語や丁寧語が完璧にできたとしても相手を思いやる気持ちがなく言われれば礼儀知らずになりますよね。
しかしその逆に言葉が完璧でなくても、相手や状況に合わせ言葉や態度をうまく変える人に礼儀について言われることはあまりないかもしれません。
もちろんその言葉の中には丁寧でなくても敬意がなければ問題外ですが・・・。

相手を思いやるというのは、「相手を敬うこと」や「相手に好感を与えること」や「相手の気持ちを察すること」や「相手に迷惑をかけないこと」などがありますよね。
こう考えると相手にどんな価値観があるのかわからなければ思いやるということはできません。
本来礼儀という言葉は思いやる気持ちだったものが、誰にでも受け入れてもらえるような言葉遣いや態度のことばかりに目を向け、感情のない世界(ある意味ドライな世界?)として広まったのではないでしょうか?

そう考えて見ると礼儀で大事なことは、「いかに相手の気持ちを知ることができるか」なのではないでしょうか?

相手をしっかりと見て聴いて感じることはできていますか?
建前だけで言葉や行動を取り繕っていませんか?

いくら丁寧な言葉遣いをしても、相手は自分に思いやりを持っているかどうかくらいは大抵の人は理解できます。
日ごろから相手を大事に思うことを意識したら、相手との関係ももっと変わってくるように思いますよね。

またそういった礼儀はいずれ自分にも返ってくるはずです。
良い循環が起きるよう礼儀をもう一度意識してみてくださいね。

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