2008年01月09日

観念

観念といっても何かを覚悟したようなものではなく、もう一つの意味の方。
物事に対してもつ考え。
固定観念とかにも使われますよね。
固定観念とは、明らかに過ちであるか、おかしいと思える場合、他の人が説明や説得を行っても、あるいは状況が変わって、おかしさが明らかになっても、その考えを訂正することのないような観念を指す。

今回のネタは「LOST BRAIN(ロスト ブレイン)」週刊少年サンデー)の3話目。
2話目で催眠術で結局人を操る内容になってしまう内容になっていましたが、もはや話の内容はそれほど重要ではありません。

私が「LOST BRAIN(ロスト ブレイン)」で注目すべき所は、催眠(心理?)という技術に関しての説明が毎回あるということです。
話の中では、観念運動反応についての説明です。
観念運動反応とは、催眠状態(変性意識状態になることで自分の無意識が表面に出やすくなっている状態)にて、無意識の動作を通じて合図として用いられます。
例えば、最初に「yes」であれば右手の人差し指が動く、「no」であれば左手の人差し指が動くと決めておき、質問をすることで無意識の答えを聞いていくということです。

催眠療法の現場でも、この観念運動反応を利用しているケースもあることでしょう。
自分の無意識の声というのを聞こえてくる声とは違う、別の表現にて聞くこともできるのです。
それは催眠状態中のことだけではありません。
無意識の声は、表情や声の調子、また姿勢や呼吸の速さなど情報は満載です。

私がカウンセリングをしていてよく感じるのは、姿勢です。
最初は約2時間カウンセリングをするのですが(初回は催眠誘導は行いません。)、その2時間の間に姿勢が変化していくのを感じます。
最初はうつむき加減だったのが、だんだん姿勢が伸び、真直ぐ私の目を見てくれるように・・・。

そんな無意識の声をあなたはどのぐらいメッセージを送っているのか意識できないはずです。
だって無意識ですから。

「LOST BRAIN(ロスト ブレイン)」というマンガ。
そういった意味では正しく催眠を知る意味ではいいかもしれません。
時間がある方は是非、ポイントだけでも読んで見てください。



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